日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/07/22
【埼玉】岩ア副知事が埼玉大学生へ特別講義
埼玉県の岩ア康夫副知事は19日、埼玉大学で『埼玉から日本を変える〜次世代を担う君に、今伝えたいこと〜』と題した特別講義を行った。工学部建設工学科1年次「建設工学概論」の一環として行われたもので、学生のほか、会場に若干の余裕があるとのことで若手を中心とした県庁職員も講義に参加、約130人の受講生で会場は満員となった。都市整備部長、県土整備部長を歴任した岩ア副知事ならではの体験談に、参加者は耳を傾けた。
特別講義は、県庁に入ってからまちづくりで感じたことなど自身の経験を基に▽線引き制度の課題に対する県独自の施策として行った予定線引き計画開発方式と暫定逆線引き方式▽伊奈特定土地区画整理、さいたま新都心、大宮駅西口、水辺都市づくりといった市街地整備▽道路計画・整備では選択と集中によるスピード感のある整備、カーナビを活用した交通安全対策▽公園緑地計画・整備−−などを紹介した。また、県として強力に進める公共調達改革についても言及した。
さらに、学生との意見交換や今後の潮流を踏まえたまちづくりについて講義。
最後に後進への言葉として「学問はしっかりやる」「技術者として、3つの目 鳥の目・魚の目・虫の目を磨く」「人のつながりが、これからのためになる」と語り「目標を持って、情熱を持って生きてください。大きな夢を描き、可能性を信じて、追求してください」との言葉を贈った。