日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/19
【群馬】耐震補強を来年度10校体育館で 前橋市
前橋市は、来年度の小中学校体育館の耐震補強・大規模改造完了を目指して10校の体育館または武道場の補強工事を計画している。本年度は中川小学校を含め8校の実施設計を進めており、ほか2校は12年度に設計が完了。来年度の対象校は小学校は広瀬小、朝倉小、若宮小、中川小、嶺小、桃木小、元総社南小の7校。中学校は広瀬中、南橘中、第三中の3校で、このうち南橘中と第三中は武道場が対象。
来年度に計画している体育館耐震補強・大規模改造の小学校は7校(広瀬小、朝倉小、若宮小、中川小、嶺小、桃木小、元総社南小)。
広瀬小は1972年に建設したS造平屋建て、延べ床面積815u。実施設計は塩崎建築設計事務所(前橋市)が担当。耐震診断時の補強提案では、鉄骨ブレース補強壁6カ所、屋根ブレース補強40カ所のほか、器具庫耐震改修などで、このほか大規模改造の設計も作成している。
朝倉小は76年築のS造平屋建て、延べ床面積892u。設計は亦野建築設計事務所(前橋市)で、耐震診断時の補強提案は同様に鉄骨ブレース補強壁6カ所、屋根ブレース補強32カ所などとなり、大規模改造の設計も進めている。
若宮小は69年築で、S造平屋建て、延べ床面積670u。設計はイノ設計(前橋市)が担当しており、診断時の補強例は鉄骨ブレース補強壁6カ所、屋根ブレース補強36カ所などで、大規模改造設計も作成している。
中川小は71年築のS造平屋建て、延べ床面積677u。設計はアーキズムあすか設計(前橋市)が作成しており、耐震補強提案では鉄骨ブレース補強壁6カ所、屋根ブレース補強8カ所などで、大規模改造の設計も同様に行っている。
嶺小は68年築のS造平屋建て、延べ床面積442u。設計は塩崎建築設計事務所(前橋市)が進めており、耐震診断時の補強提案例は鉄骨ブレース補強壁4カ所、屋根ブレース補強13カ所となっている。
元総社南小は65年築のS造平屋建て、延べ床面積687u。設計は仲設計(前橋市)が作成した。耐震診断時の提案は鉄骨ブレース補強壁12カ所、つなぎ梁補強6カ所などとし、大規模改造も行う。
桃木小は78年築の体育館でS造平屋建て、延べ床面積738u。設計は亦野建築設計事務所(前橋市)が作成し、鉄骨ブレース補強壁4カ所、器具庫、臥梁設置などの補強提案で、大規模改造も実施する。
中学校体育館は3校(広瀬中、南橘中、第三中)で、広瀬中は81年築のS造平屋建て、延べ床面積949u。主に鉄骨ブレース補強壁4カ所、地中梁補強4カ所、桁梁補強18カ所などが補強提案されており、大規模改造も実施する。設計は丸進建築設計事務所(前橋市)が作成中。
南橘中の武道場(79年築)はS造平屋建て、延べ床面積338u。鉄骨ブレース補強壁4カ所、天井下地補強、コンクリートブロック間仕切り壁改修補強などが主な補強提案例で、大規模改造の設計とともにミタカ計画工房(前橋市)が作成する。
最後に第三中の武道場(80年築)はS造2階建て、延べ床面積343u。鉄骨ブレース補強16カ所、天井下地補強、コンクリートブロック帳壁補強などをメーンとする補強提案で、耐震補強と大規模改造の設計は勝山工務所(前橋市)が担当している。