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建通新聞社(神奈川)
2013/07/18

【神奈川】茅ケ崎市役所新庁舎建設 本体工事は建築設備一括 地元下請け金額などを評価 9月に入札公告

 茅ケ崎市は、茅ケ崎市役所新庁舎建設について、発注方式などの方針を定めた。本体工事は、建築と電気、機械設備の工事を一括して発注。総合評価方式を採用し、市内の建設業者に下請け工事を発注する金額などを評価する。入札参加は特定JVに限定せず、単独企業も参加可能な混合入札を採用。9月に入札を公告。10月に入札し、11月に仮契約を結ぶ。12月の議決を経て本契約を締結する予定だ。本体工事以外の分庁舎改修、外構工事などは、原則として「地域要件」を付した制限付き一般競争入札とし、2014年度に順次発注する予定。
 本体工事では、設備を含めた一括発注とすることで、工程管理と品質管理を総合的に高いレベルで達成し、15年度に供用開始できるようにする。混合入札では、競争性を高いレベルで確保。総合評価方式では、地域活性化などの価格面以外の要素を提案を求める。確実に市内の建設事業者に下請け企業として受注する機会を確保し、その下請け金額でも提案を評価する。
 本体工事の総合評価方式における評価項目は、「企業施工能力」として、@品質管理A施工上の課題B安全対策C工程管理D同種工事の施工実績EISO9001の認証取得−など。「配置予定技術者の能力」では、その施工実績を評価。「企業の社会性、信頼性」では、特定な施策への取り組み状況。「提案事項」では、@市内建設事業者の活用方針A茅ケ崎市への地域貢献−などを評価する。
 本体工事以外の工事としては、分庁舎改修、外構工事、仕上げユニットなどが考えられ、これを個別に市内企業に発注することで地域経済の活性化を図る。
 現在、詳細設計を大建設計横浜支所(横浜市中区)で進めている。
 設計段階での新庁舎の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート(一部鉄骨造)地下1階地上7階建て延べ約1万7154平方b。免震構造。建物の高さは約30・95b。地下駐車場は延べ約2095平方b。駐車台数は来庁者用84台、公用90台。改修する分庁舎は、地下1階地上8階建て延べ約7927平方b。新庁舎と渡り廊下(延べ約156平方b)でつなぐ。
 新庁舎の設備は、空冷ヒートポンプパッケージ、LED照明、太陽光発電などを採用する。
 建設地は現庁舎の西側、茅ケ崎市茅ケ崎1ノ2077ノ35。