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建通新聞社
2013/07/17

【大阪】北部地下河川本線下流部着々 府都市整備部

大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川事業のうち、本線部下流側・未着工区間(鶴見調節池)の整備に向け、設計や立て坑の用地測量など準備作業を着々と進めている。基本設計は2012年度に日建技術コンサルタント(大阪市中央区)に外注し、11月29日の納期で設計中。また、6月28日には城北取水立坑用地測量業務を入札し、委託先を長大テック(東京都中央区)に決定。基本設計と並行して、今後、立て坑用地の公共境界確定を急ぐ。
 鶴見調節池の計画区間は、大阪市城東区関目2丁目の城北取水立坑から守口市南寺方東通1丁目の鶴見立坑に至る延長約1・7`。鶴見立坑は既設。
 城北取水立坑は、大阪市交通局の古市職員公舎跡地(大阪市城東区関目2ノ17ノ37)に築造する計画で、今回の用地測量で、敷地約1万0200平方bの測量と公共境界(460b)を確定した後で、市と用地調整に入る。買収か賃借になるかは未定としている。
 シールド部については、管渠、特殊マンホール、吐き口の基本設計を作成中。計画では、口径9bのシールド掘進を予定しており、完成後は、12万立方bの一時貯留が可能となる。
 担当課では、13年度中に基本設計と城北取水立坑の用地調整にめどを付け、14年度にも立て坑の詳細設計を外注し、早期に築造工事に着手できるようにしたいとしている。
 下流部の未着工区間は、鶴見調節池(鶴見立坑〜城北取水立坑)と都島調節池(城北取水立坑〜ポンプ場)の2区間。これらが完成すれば北部地下河川全体で68万立方bの雨水貯留が可能となる。