日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/16
【群馬】12年度建設工事の落札率上昇 県県土整備部
県県土整備部が昨年度に競争入札で発注した建設工事の平均落札率が2011年度に比べ0・5ポイント高い94・7%だったことが県契約検査課への取材で分かった。一般競争入札、指名競争入札いずれも上昇し、一般競争入札は0・4ポイント、指名競争入札は0・6ポイントそれぞれ上昇した。随意契約を含めた建設工事全体の平均落札率は前年度より0・4ポイント高い95・0%となっている。なお、予定価格内の1者応札建設工事は381件で、その発生割合は前年度より0・6ポイント下降した。
県県土整備部における12年度の建設工事契約件数は一般競争入札が151件、指名競争入札が2119件の計2270件で、随意契約301件を含めた全契約件数は2571件だった。
昨年度の平均落札率だが、一般競争入札が93・0%、指名競争入札が94・8%とそれぞれ11年度よりパーセンテージが上昇。一般競争入札は0・4ポイント、指名競争入札は0・6ポイント上がっている。随意契約は11年度に比べて0・1ポイント下降し、建設工事全体の平均落札率は11年度より0・4ポイント高い95・0%だった。
10年度、11年度における平均落札率の詳細をみると、11年度は一般競争入札が92・6%、指名競争入札が94・2%で、競争入札の平均は94・2%だった。随意契約は97・4%で、工事全体の平均落札率は94・6%となっている。契約件数は一般競争入札が67件、指名競争入札が2370件、随意契約が363件の計2800件だった。
10年度は一般競争入札が11年度と同等の92・6%、指名競争入札が94・4%で、競争入札の平均落札率は94・3%だった。随意契約の97・5%を加えた建設工事全体は94・6%となっている。契約件数は一般競争入札が105件、指名競争入札が2323件、随意契約が227件の計2655件だった。
なお、予定価格内1者応札の建設工事件数は12年度が381件で、その発生割合は16・8%となっており、1者応札建設工事の平均落札率は97・4%だった。