建通新聞社四国
2013/07/16
【香川】高等技術学校の耐震改修設計始まる
香川県は、高等技術学校高松校東実習棟および北実習棟(高松市郷東町)耐震改修の実施設計を藤岡総合設計(さぬき市)に委託した。設計期間は11月15日までで、2014年度に耐震改修工事に取り組む。
実施設計の対象は東実習棟(鉄骨造2階建て延べ687・20平方b、1965年、73年竣工)と北実習棟(鉄骨造2階建て延べ455・50平方b、65年竣工)の2棟。東・北実習棟共に、鉄骨鉛直ブレースや鉄骨水平ブレースを設置し、既存のコンクリートブロック壁撤去後の復旧工事や耐震改修に伴う設備改修も行う。
高等技術学校は前丸亀高等技術学校と前高松高等技術学校を11年4月から1校2キャンパスとして、同校松校、丸亀校としてスタート。溶接や木工の実技、自動車整備のほか、木工、住宅リフォームなど職業訓練を行う県の公共職業能力開発校。
県全体の耐震化施策の一つとして、現段階で耐震化の必要性の少ない丸亀校を除き、高松校で耐震化整備を進めている。
プレハブ校舎へ工事期間中に生徒を移転させながら、同校の校舎のうち中棟と教室棟の耐震化は完了。13年度に2棟の耐震化工事を進めており、第2四半期に北館耐震改修工事の入札・契約を行い、秋口から耐震改修工事に入る。
北館の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1598平方b。鉄骨ブレース設置など。工期6カ月。このほか地域職業訓練センター本館エレベーター改修工事を第3四半期に入札・契約する予定。工期約3か月。