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建通新聞社四国
2013/07/09

【高知】松尾トンネル大浜工区を9月議案に

 高知県幡多土木事務所土佐清水事務所は、整備を進めている足摺岬公園線の松尾〜大浜バイパスのうち、松尾トンネル大浜工区を9月議会の承認案件として公告する方針だ。
 松尾トンネル大浜工区の概要は延長488b、全幅9・75b(うち片側歩道幅員2b)の2車線道路。NATM工法で進める。事業費は2014年度までの2カ年で債務負担行為として13億円を設定。設計はエイト日本技術開発(高知市)が担当。松尾トンネル全体の延長は1057bで、反対側となる松尾工区の本体工は12年度から進んでいる。
 このほか同線では盛土工を8月に発注する予定。12年度までに擁壁工を整備した箇所のうち、延長約250bで道路を嵩上げするため盛土する。
 松尾〜大浜工区全体の延長は2180b、明かり部の全幅10b(うち片側歩道2b)で、道路構造は3種3級。トンネルのほか構造物では橋梁があり、概要は橋長120b、全幅10bのPC4径間連結ポステンホロー桁橋。14年度以降に工事着手する。橋梁詳細設計は大日本コンサルタント(高知市)が担当。
 現道は山と海に挟まれ道幅が狭小で、車両のすれ違いも困難な状況。バイパスが開通すると土佐清水市の市街地から足摺岬までの最短ルートとなる。17年度までの開通を目指す。