建通新聞社四国
2013/07/09
【徳島】98トンネルの長寿命化計画に着手
徳島県県土整備部は、6日付で「国道193号他・県全域トンネル長寿命化修繕計画」の策定を開始する。委託先はエコー建設コンサルタント(徳島市)。順調なら年内をめどに計画(案)を策定する運び。
県は、2012年の笹子トンネルの事故を受けて、県管理道の全99トンネル(その後1トンネルを自治体に移管)の緊急点検を12年度末までに行った。この結果、対策などの緊急性が高いトンネルはみられなかったが、点検結果を基に健全度の評価を行い、長寿命化修繕計画を策定することにした。対象は三頭トンネル(国道438号)や木沢トンネル(国道193号)など98トンネル(総延長27・3`)としている。
計画の策定では、修繕の必要な20トンネル程度と区間を抽出し、緊急輸送路など道路の性格や交通量、健全度などにより優先順位を決め、標準的な修繕工法も選定する。概算工事費なども算出する。