2013年度の「千葉県建設業労働災害防止大会」が5日、千葉市内の京成ホテルミラマーレで開かれ、関係者350人余が参加した。建設業労働災害防止協会千葉県支部(尾頭博行支部長)と県内10分会が主催、千葉労働局と千葉県が後援。山本靖彦・千葉労働局長による祝辞の席では、氏を先頭に参加者全員が『ゼロ災害で行こう! ヨシ!』の指差呼称を実践。この大会を契機として、すべての事業場と工事現場における無事故・無災害を祈念した。また、特別講演では、東京スカイツリーの建設工事事務所長だった椛蝸ム組の田渕成明氏を講師に招き、『東京スカイツリー建設 高さ634mへの挑戦』をテーマに話を聴いた。
この日の建災防千葉県支部表彰は、優秀な安全成績を上げた企業(優良賞9社)と工事現場(優良賞1現場)をはじめ、地域または企業の安全衛生水準の高揚に尽力した者(功労賞7人、功績賞3人)を表彰。
企業における優良賞は、年間施工高に応じた一定の期間無事故・無災害を継続し、安全衛生管理が良好と認められるものとされ、今回の表彰では、長期間にわたり無災害を継続している事業と優秀な成績を収めた企業が選考された。
同じく、工事現場における優良賞は、安全衛生管理水準が高く、災害防止に創意工夫し、全工期無災害で竣工した現場が対象。
功労賞は、永年にわたり分会役員として、地域の安全衛生活動の活性化に努め、所属する分会での労働災害防止への貢献と、自社における優秀な安全衛生管理を評価し、7人を選考。
功績賞は、所属する企業及び協力会社の安全衛生活動に熱心に取り組み、労働災害防止に功績のあった者で、今回は企業の安全衛生スタッフとして地道な活動を継続する3人を選考した。