日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/05
【群馬】県太田土木が国道122号八重笠道路で舗装工を4件
県太田土木事務所は国道122号八重笠道路整備事業で、本年度はL1100m(A2万3920u)の舗装工を計画している。工事は4分割での発注を予定しており、いずれも12月に総合評価落札方式の超簡易型技術力重視タイプ(=W)で入札を行う見通し。そのほか、排水ポンプ施設の新設を7月に、調節池新設を9月に、交差点改良工1件を7〜8月、もう1件を10月にそれぞれ指名競争で予定している。
国道122号八重笠道路は、同線と主要地方道前橋館林線との交差部付近から現在整備を進めている国道354号バイパスの大泉町上小泉地内までを接続するL1・38q、車道W16m、両側歩道W3mの路線で、邑楽館林地域と北関東自動車道太田桐生インターチェンジのアクセス向上を目的として整備を進めており、本年度内の完成を目指している。本年度事業費は、2012年度大型補正で8・1億円を確保している。
工事は7月に道路排水を行うポンプ施設新設工と交差点改良工(2期)を、9月に調節池の新設工を、10月に交差点改良工(3期)をそれぞれ指名競争で、12月に舗装工事を4件計L約1100m(A約2万3920u)を総合評価落札方式の超簡易型技術力重視タイプを予定している。
ポンプ施設と調節池は、同線の道路排水を一級河川多々良川へ流すための施設となっており、排水路の築造工はすでに発注済み。ポンプ施設の規模はφ100oのポンプを3台設置し、毎秒排水量は0・051立方m。調節池は、全面コンクリートのV1372立方m、A1180u(約30m×48m)、H1・2mとなっている。交差点改良工では、L約320m区間で完成形に向けて交差点改良工を実施していく。
舗装工では、全延長L約1100mを交差点側からL220m(A約5060u)、L200m(A約4600u)、L310m(A7130u)、L310m(A7130u)の計4工区に分割しての発注を予定。
車道部分の下層路盤工は再生砕石40−0を使用し、t=5p。上層路盤工は、粒調砕石30−0でt=3・5p、基層工では再生粗粒度アスコン20でt=5p、中間層は再生密粒度アスコン20でt=5p、表層工は開粒度アスコン13でt=5p。歩道部分はフィルター層が砂でt=5p、路盤工が切込砕石30−0でt=10p、表層工が透水性アスコン13でt=3pとなっている。
これらの工事が完了して残る安全施設工や、中・高木の植栽工などについては、12月以降の発注となる見通し。