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建通新聞社四国
2013/07/05

【高知】基本設計プロポ受付開始

 高知県地域福祉部は、高知県子ども総合センター(仮称)建築に向け、基本設計者を公募型プロポーザル方式で選定するため、7月19日まで参加申込書を受け付ける。8月下旬に基本設計者を決定した後、2014年3月31日までの納期で基本設計を進め、14年度に実施設計、15〜16年度に建設工事を行う計画。17年4月1日の利用開始を目指す。
 参加資格要件は、高知県内に本社を置く建築士事務所を含む共同企業体であること。代表者は、国内で1993年度以降、延べ面積1000平方b以上の建築基準法施工令第19条第1項に規定する児童福祉施設等および1棟の延べ面積5000平方b以上の病院の設計業務を完了した実績があること(改修・増築を除く)。見積限度額は4339万7000円(税込)。
 今後の日程は、応募者多数の場合のみ一次審査として書面審査を7月下旬に実施、上位5者程度を選定した後、8月15日の締切で企画提案書を提出してもらう。審査委員会によるヒアリング審査(プレゼンテーション、質疑応答)は8月下旬に行い、候補者と次点者を選定する。
 高知県子ども総合センターは、老朽化している療育福祉センター(高知市若草町)と中央児童相談所(高知市大津甲)を、現在の療育福祉センターの敷地約1万平方bに建て替える。延べ面積は9000平方b程度を想定。内訳は、中央児童相談所600平方b、一時保護所900平方b、診療所(外来)850平方b、診療所(病棟)900平方b、リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法)750平方b、障害児通所支援550平方b、その他450平方b、事務・管理スペース2150平方b、共用ゾーン1850平方b。
 屋外には、運動スペース、プール、駐車場(利用者用40台、公用車用13台、職員用120台)、外構、植栽、高知若草養護学校からの通学バスが駐停車できるスペース、高知若草養護学校子鹿園分校への通学用渡り廊下を配置する。
 既設の本館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ6239平方b)、難聴幼児通園棟(同造平屋253平方b)、発達障害者支援センター棟(同造2階建て延べ1170平方b)、旧看護師宿舎(同造2階建て延べ529平方b)、医師公舎、プールは解体するが、施設整備期間中も各期間が業務を継続して行えるような建築工法、移転方法などの提案も求める。
 概算工事費は解体撤去・外構工事、備品などを含み約26億円。