静岡県は、第4次地震被害想定(第1次報告)に基づく「地震・津波対策アクションプログラム2013」の概算事業費を約4000億円とし、このうちレベル1の地震・津波に対応した施設対策には約2000億円の事業費を見込んでいる。計画期間は13年度から22年度までの10年間。
アクションプログラムは、151の重点施策を掲げ、具体の取り組みの数値目標・達成時期を明記。津波対策では、防潮堤の嵩上げ、粘り強く減災効果を発揮する構造への改良、静岡モデルの推進などを盛り込んだ。川勝平太県知事が直ちに実行に移していくため、6月議会で補正予算を組む方針を示している。県は6月27日、6月補正予算編成要領として、「地震・津波対策に係る経費について、補正予算により段階的に対応するため、緊急に対応が必要な経費などの予算調整案」を提出するように各部局長などに通知した。
(2013/7/3)
建通新聞社 静岡支社