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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/07/03

【茨城】北茨城市 新図書館建設プロポ 参考規模は5054万円

 北茨城市は、新図書館建設(磯原町本町)に向けた基本・実施設計プロポーザルを公示した(入札公告欄に概要)。対象は2者JVで、代表構成員に延べ床2000u程度の図書館の施工実績(2003年度以降)。構成員に県内本店または主たる営業所の事務所要件などが設定された。参考事業規模は5054万7000円(消費税と地方消費税含む)。参加表明を12日まで受け付ける。
 市立図書館は現在地に開館して以来、施設の老朽化が進み、図書館機能の変化に対応することが困難になってきた。このため市では新図書館の建設を計画。これまでに基本構想や建設計画をまとめ、準備を進めてきた。
 新図書館は、現図書館周辺の敷地約9000u(2期工事分約4500u)に、延床面積約2900〜3000uを想定。構造は自由(混構造可)とするが主要構造はW造以外とする。工事全体予定額は、公園整備や歩道整備、既存建物の解体2施設などを含め約10億円(消費税相当額を含む)。
 プロポでは担当チームの能力(技術職員の経験と能力)として資格や経験の適切性、業務実績のほか、担当チームの対応として動員計画の妥当性、また提案内容の的確性、独創性、実現性を見る。
 参加表明書の提出を12日まで受け付けた後、18日から8月5日にかけて技術提案を求める。8月20日には1次審査で技術提案書の審査により5者程度まで絞り込む。そして同28日の2次審査で通過者を対象にヒアリングし、設計、監理能力などを総合的に評価。9月上旬には審査結果を最優秀者や優秀者に通知するほか、審査経過、結果を公表する予定だ。
 履行は来年3月25日まで。その後4〜5月にかけて発注、入札、仮契約を済ませ、議会承認後に本契約して7月から本体着工。2015年12月まで2カ年で建設する。
 新図書館の完成後、15年12月から現図書館などの取り壊しや外構、公園整備工事を進め、16年度開館を目指す。