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建通新聞社(神奈川)
2013/07/02

【神奈川】神奈川県県土整備局 矢上川地下調節池中間立坑本体工事 WTO対象の総合評価を公告

 神奈川県県土整備局は、WTO対象工事(予定価格19億4000万円以上)となる「一級河川矢上川地下調節池中間立坑本体工事」の総合評価一般競争入札(標準型)を公告した。入札担当は、神奈川県横浜川崎治水事務所川崎治水センター。参加資格申請を7月18日まで受け付ける。29日に入札参加資格確認通知を発送、8月29日が技術資料提出期限。9月9日に入札と開札を行う。
 入札参加は、3者による特定JV。代表構成員は、土木一式工事の経審評定値が1450点以上の者で、構成員中最高値。ニューマチックケーソン工事の施工実績要件がある。構成員は、土木一式工事の経審評定値が1100点以上と880点以上。
 技術提案では、「躯体は、部材厚が3bm程度と厚く、かつ水密性が要求されるコンクリート構造物であることから、温度ひび割れを抑制するための提案を求める」などととしている。
 工事の場場所は、矢上川の川崎市高津区久末。立て坑築造工1基で、工期は17年3月15日。
 本年度当初に示された計画では、深さは約60b。外径25・5b、内径19・5b。有馬川からの導水路を接続。内径7・9bの地下調節管につながる。13年度当初予算には、中間立て坑建設のための債務負担行為として限度額48億円(13〜16年度)を設定している。
 矢上川地下調節池は、鶴見川水系の洪水目標の引き上げに対応するため09年度に事業着手した。