日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/01
【群馬】中之条町、遊歩道整備で法面工計画
中之条町は、入山地内の元山地区にあるチャツボミゴケ公園への遊歩道新設に伴い、落石防護のための法面工を計画している。6月補正予算には工事費539万7000円、設計委託費36万8000円を計上している。
本年度、同公園の駐車場から群生地にかけてL約400mの木製遊歩道を新設するために測量設計業務を測研(高崎市)に委託し作成を進めていたところ、張り出した法面箇所で対策の必要性が出てきた。駐車場に近いL約15mが対象。設計委託はこれから。工法は同公園がことし3月に群馬県天然記念物の指定を受けているため、県とも協議しながら決定する。
同公園は希少なチャツボミゴケが自生する地域で昨年から観光客が増加傾向にあり、保護保全を図ることになった。W1mの木造遊歩道整備は積雪により入山が困難となる前の11月末の工事完了を目指し、逆算して秋口までには工事発注したい考え。法面工についても同時期ころになるもよう。