――高めよう 一人ひとりの安全意識 みんなの力でゼロ災害――をテーマに、「第86回全国安全週間」が7月1日から7日まで実施される。県内建設業において発生した本年の労働災害により、5月末までに11人が死亡。これは前年同期に比べて4人増加し、過去最少を記録した一昨年の年間死亡者数に並ぶという事態にある。この状況を重く受け止めた千葉労働局(山本靖彦局長)では、「平成に入って初めて」とされる局長からの『全国安全週間メッセージ』を準備期間(6月1日〜30日)に発表。また、同じく6月27日には、山本局長を先頭に倉持清子・労働基準部長、泉豊彦・千葉労働基準監督署長らが、「(仮称)イオンモール幕張新都心新築工事」(施工・椛蝸ム組)の現場の『建設工事特別パトロール』を実施。朝礼では、1100人余の全作業員を前に山本局長が安全講話を行い、「安全に決め手はない。『ここは安全だ』と決めつけることなく、一つ一つの作業について原点に返り、安全確認を行いながら工事を進めてほしい」と呼びかけ、最後に全員による指差し呼称『ゼロ災害で行こう、よし』で工事の無事竣工を誓った。