建通新聞社
2013/06/28
【大阪】耐震化率96・8%も依然88棟未耐震
大阪市がまとめた市設建築物の耐震化の現状によると、小中学校などの学校園の耐震化率が96・8%と全国的にも高いことが分かった。ただ、現在施工中のものも含め依然、88棟が未耐震のままで、建て替えや補強待ちの状態となっている。うち44棟は高校の校舎や体育館で、対策方法が決まっていないものもあった。
88棟の内訳は、小学校26棟、中学校13棟、小中一貫校1棟、高校44棟、幼稚園3棟、特別支援学校1棟で、うち建て替えや補強などの対策中が、小学校4棟、中学校5棟、高校17棟の計26棟。残る62棟については2014〜15年度に耐震化する予定だ。
また、62棟中、対策方法が決まっていない学校園は、小学校が西中島、今里などの7校7棟、中学校が相生の1校2棟、高校が東淀工業の1校1棟の計10棟となった。