建通新聞社四国
2013/06/28
【愛媛】渋滞対策で対応方針を検討
愛媛県渋滞対策協議会(議長・荒瀬美和国交省松山河川国道事務所長)は6月24日、2013年度1回目の会合を開催し、12年度に取りまとめた主要渋滞箇所の対応方針案を検討した。会合には国交省、NEXCO西日本、県、県警、松山市の道路担当者らが出席。
12年度に同協議会が主要渋滞箇所として抽出した箇所は、一般道で124カ所、高速道路で13カ所(県内5カ所)。
県全体の今後の対応方針は、高速道路や地域高規格道路、バイパス、環状道路(松山外環状道路)などの整備による交通容量の拡大、交通の分散化を図る取り組みの推進。公共交通が比較的充実している市街地部では、各種ソフト施策の推進。
松山市中心部周辺エリアの対応方針は、松山外環状道路インター線・空港線の整備による交通容量の拡大や交通の分散化を図る取り組みの他、「松山市都市計画マスタープラン」の各種施策の推進を挙げ、同協議会で更なる対策の検討や対策効果の検証を行う方針。
今後、同協議会では13年度にソフト・ハードを含めた対策の検討・実施として、渋滞要因の詳細分析、対策の検討、対策の実施、整備効果の検証・分析を行い、次年度以降毎年度、最新データによる渋滞状況の検証、地域の交通状況に対する検証を行っていく方針。
一般道の主要渋滞箇所は天山交差点、松山インター入口交差点、空港通2丁目交差点、松山市の出合橋北交差点、新居浜市の新居浜バイパス県道136号交差点、松前町の昌農内交差点、東岡整形外科前交差点、砥部町の高尾田交差点など。
高速道路では松山自動車道の内子五十崎IC〜大洲IC、宇和島道路の宇和島北IC〜宇和島朝日ICなど。