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　県前橋土木事務所は本年度、４カ所（小坂子町・小暮・小相木町・三夜沢）の交差点改良を促進する。小坂子町交差点は道路工Ｌ１００ｍを７月〜８月中に指名競争入札で発注するほか、小暮交差点と小相木町交差点では地元説明を行い、三夜沢交差点では建物調査を実施し本年度中に用地買収へと移行する考え。

　４カ所の交差点改良の整備計画として、前橋市小坂子町にある小坂子町交差点は、交差点から以北の一般県道四ツ塚原之郷前橋線でＬ１００ｍの道路工を７月〜８月中に指名競争入札で発注する。また、交差点周辺と交差点東側一部の用地買収にも取り組む予定。
　小坂子町交差点は、主要地方道渋川大胡線と一般県道四ツ塚原之郷前橋線が十字路に交差する場所で、前橋東部や北部、市街地へ行き交う車両で常に交通量が多い。
　交差点改良と併せて芳賀小中学校へ通う児童生徒の安全確保を目指して歩道の新設工事も進めている。
　計画は交差点部を含むＬ６５０ｍへの歩道新設と交差角の改良。歩道は路線片側へＷ２・５ｍを設置し、交差点部にも片側歩道をそれぞれ設けるほか、右折レーンも設置する。
　前橋市小暮地内の小暮交差点は、主要地方道前橋赤城線と主要地方道渋川大胡線が十字に交差している。交差角が鋭角で見通しが悪いため線形を改良し、４方向へ右折レーンを設ける。
　現在は予備設計を技研測量設計（前橋市）が作成しており、来月には予備設計を固めて地元説明会を設けたい考え。地元の承諾が得られれば、本年度は詳細設計まで作成し、さらに具体的な改良計画を地元へ示す見通し。
　前橋市小相木町地内の小相木町交差点は、主要地方道前橋長瀞線と市道00−１３１号線（南部環状線）との十字交差点。計画は交差点以北の前橋長瀞線へ右折レーンを設置するもの。本年度は交差点設計を三陽技術コンサルタンツ（前橋市）が作成しており、設計完了後に地元へ事業説明を行う予定。
　同交差点は南北に県道、東西に市道が通り、交差点以北の県道に右折レーンがないため、右折車両による交通渋滞が頻繁に発生している。両路線ともに交通量が多いため、渋滞解消を目指して事業が計画された。なお、交差点以南の県道にはすでに右折レーンおよび歩道が設置されているため計画の対象外。
　前橋市三夜沢町地内の国道３５３号と主要地方道大胡赤城線とが交わる三夜沢交差点では本年度、建物調査を実施し、用地買収に取りかかる。建物調査では木造建物１棟、付帯工作物４戸、独立工作物11カ所、立竹木５６３�u、動産１戸が対象となっている。来年度から着工する予定で、２０１５年度の事業完了を目指す。建物調査と詳細設計は測研（高崎市）が担当。
　計画は交差点部含む国道Ｌ３８０ｍ、県道Ｌ２００ｍをそれぞれＷ12ｍ（車線Ｗ３ｍ×２、歩道Ｗ２・５ｍ×２）へと広げるとともに、カーブを解消して見通しの良い交差点に改善する。