建通新聞社四国
2013/06/25
【愛媛】松山赤十字病院を全面建替え
松山赤十字病院(松山市文京町1 渕上忠彦院長)は、2014年10月から病院の全面建て替えに着工する。新施設は現施設北側に隣接する東雲小学校敷地の一部を購入し、現敷地と一体的に活用し、建設する。
14年10月に初弾工事として着工するのは自走式の立体駐車場。発注方式は新病院棟と一体または分離発注とするかを今後、検討する方針。
建設スケジュールは、第一弾として東雲小学校の購入用地(6800平方b)の北西に立体駐車場を建設。完成後、東側に地下1階地上6階建ての北棟を15年着工(17年完成)し、外来・手術、管理部門などの機能を北棟に移設した後、既存の5号館(5階建て)、6号館(2階建て)、中央棟(地下1階地上2階建て)、給食棟(2階建て)を解体撤去。
跡地に地下1階地上10階建ての南棟を建設。病棟機能を新施設に移設した後、既存の1号館(5階建て)、2号館(地下1階地上8階建て)、3号館(同)を解体し、平面駐車場として整備。災害時には2基分のヘリポートとしても活用する。解体する既存施設の規模は約4万5000平方b。
新病棟の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造で2棟とも免震構造、北棟が地下1階地上6階建て、南棟が地下1階地上10階建て、総延べ5万4000平方b。立体駐車場が鉄骨造4層5階建て耐震構造延べ7720平方b、330台。設計は日建設計(東京都千代田区)が14年9月までの期間で進めている。敷地面積約2万6180平方b。
病院機能を維持しながら20年の完成を目指す。総事業費は約250億円。