日本工業経済新聞社(茨城)
2013/06/21
【茨城】大洗町 6月補正を可決 町道整備費など計上
大洗町の2013年第2回町議会定例会が開かれ、第1号補正予算などが承認された。主な補正の内容は、道路新設改良費や水産業共同利用施設復興整備事業補助金など。一般会計全体では2億7861万7000円を追加し、歳入歳出予算の総額を83億661万7000円とする。
道路新設改良費は、町道8―2071号線(大貫町地内)の拡幅工事などを実施するためのもの。同路線は千代田テクノルが施設整備を進めている場所の国道51号を挟んだ向かい側で、対面通行ができるよう延長約20mについて幅員を6m程度に拡幅する予定。
主な事業費は、土地評価・測量・詳細設計業務委託が845万円、道路台帳補正業務委託が90万円、工事費が700万円。
当初予算で計上していた大貫台地区の土地造成工事費5100万円は減額。町道8―2072号線などの地質調査・測量・詳細設計業務委託にこれを充てる。
水産業共同利用施設復興整備事業補助金については、大洗町漁業協同組合が行う製氷・貯氷工場施設整備事業などに対し、1億9404万8000円を交付する。この金額は工事費の8分の7で、同組合は3社以上の見積もり合わせ、もしくは競争入札で施工者を選定するもよう。
また、津波監視カメラ整備工事費には6000万円を設定。海面の潮位変化を監視するカメラを大洗漁港と南中学校に1基ずつ設置し、災害対策本部である役場と消防本部で監視できるようにする。
このほか、消防本部増改築工事の契約にかかわる議案も可決。相手方は葵・大貫特定建設工事共同企業体で、入札金額は1億3230万円。工期は来年3月14日までとしている。