日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/20
【群馬】利根川水系砂防安全協、総会を開催
利根川水系砂防安全対策協議会(神野忠広会長・国土交通省利根川水系砂防事務所長)は18日、渋川市の勤労福祉センターで本年度第1回総会を開催した。会員企業から141人が参加、本年度の重点安全対策の報告や規約改正および役員改選、群馬労働局による労働災害防止講話などを行った。
開会後、あいさつした神野会長は「補正予算と本年度予算の成立を受けて、地域の安全のために工事が発注されていくことになる。熟練労働者が減り新たに現場に入る人も増えると思う。新規入場者は事故の発生率も高く、安全対策を十分に行うとともに万が一事故発生時には速やかに報告いただきたい」と喚起した。
議事では、受注者側の代表者が就任する副会長に萬屋建設(沼田市)の須田恭弘取締役副社長を選任。須田副会長は「受発注者で災害ゼロを目指し全力で取り組んでいこう」と呼びかけた。
その後、群馬労働局労働基準部健康安全課の齋田一行地方労働衛生専門官が「建設業における労働災害防止」と題した講話を行い、本年度の安全衛生行政の重点対策などを説明。最後に角田建設工業(片品村)の角田政弘氏が労働災害撲滅へ決意表明し、参加者一同気持ちを新たにした。