日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/19
【群馬】高崎市は箕輪小校舎と第一中体育館を改築へ
高崎市は、箕輪小学校校舎と第一中学校屋内運動場の建て替え工事を来年度に計画しており、本年度は工事に向けた設計を進める。高崎市では例年、学校施設の改築事業にかかわる工事契約議案を9月定例会に上程しており、来年度についても順調なら9月定例会に契約議案を諮ることとなりそうだ。
箕輪小学校校舎は箕郷町西明屋196−1、第一中学校屋内運動場は上和田町16−1にそれぞれ立地している。校舎、屋内運動場ともに昭和40年代の建築物で、旧耐震基準に基づいて建設。
箕輪小学校校舎は普通教室棟、普通・管理室棟、特別教室棟の3棟で構成、普通教室棟は1969年3月建設のRC造3階建て、延べ床面積1105u。普通・管理教室棟は70年1月建設、RC造3階建て、延べ床面積2048u、特別教室棟は70年12月建設、RC造3階建て、延べ床面積884uとなっている。いずれも耐震強度が不足していることから新校舎を建設して既存校舎を解体する。新校舎の規模は現段階ではRC造4階建て以下、延べ床面積は6681u以下で検討している。ただ詳細については今後固めていく方針で、現段階では棟数や敷地内のどの場所に建設するのかを含めて未確定。設計を通して決めていく。設計は柴田建築設計事務所(高崎市)に4000万円で委託している。
第一中学校屋内運動場はS造平屋建て、延べ床面積は841u規模で66年3月に建設された。国の基準よりも狭いスペースになっており、新屋内運動場は既存施設よりも広い面積を確保するため、既存の屋内運動場と特別教室棟(74年9月建設、S造平屋建て、延べ床面積360u)を解体し、その跡地に建設する。現段階で新施設はS造平屋一部2階建て、延べ床面積は1138u程度を想定している。解体する特別教室については校舎内の一部教室を改修して確保する計画で、場合によっては校舎の一部増築を行う可能性もあるという。設計はサン設計事務所(高崎市)に1650万円で委託している。
いずれの設計も来年4月末までに完了させたい考えだ。
高崎市ではこれまで、学校施設の改築工事は9月定例市議会に契約議案を諮ることが通例となっており、昨年9月定例会では塚沢小学校校舎増改築工事の請負契約締結に関する議案を上程している。順調なら同様に、箕輪小・第一中ともに来年9月定例会に議案を上程することとなりそうだ。