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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/18

【群馬】館林市が重要事業実施計画書を公表

 館林市は、2013年度から15年度までの重要事業実施計画書を公表した。建設関連では小中学校の耐震化がメーンとなり、14年度以降に設計を1棟、工事を2棟で計画。また、六郷保育園の大規模改修を予定、14年度に設計、15年度の着工を計画する。土木関連では道路整備で、都市計画道路東部環状線整備事業を推進するほか、新規事業として2地区で拡幅などの改良工事に向けて測量や用地買収に着手する。

 小中学校耐震化事業は、2015年度までに全施設の耐震化を目標に推進しており、13年度3月補正で次年度以降の予算を前倒しで確保したことから事業完了に向けてさらに整備を推進していく。
 本年度分については設計、工事ともに発注済みとなっており、来年度以降に耐震化を進める施設は、設計では第一中学校の卓球場(S造平屋建て、延べ床面積278u)、工事では本年度設計をイノ設計(前橋市)に委託している第九小学校の屋内運動場(S造平屋建て、延べ床面積635u)および、勝山工務所(前橋市)に設計を委託している多々良中学校の校舎(RC造4階建て、延べ床面積4065u)の2棟となっている。この3棟はいずれも建て替えではなく耐震改修工事を実施する。
 来年度以降のスケジュールについては、予算状況をみて改めて判断するとしているが、15年度中の事業完了を目指していることから来年度に第一中学校の卓球場の設計と1棟の工事、最終年度となる15年度に残る2棟の工事となりそう。
 六郷保育園(RC造2階建て、延べ床面積1071u)の大規模改修では、老朽化への対応や保育環境の向上を目的に計画。
 12年度の重要事業実施計画では本年度に設計、14年度の着工を計画していたが、整備方針の見直しを行うため1年間実施を先送りし、14年度に設計、15年度の工事を計画。工事は屋上防水工や床暖房の導入、厨房の拡大などを予定している。重要事業実施計画書では14年度事業費には300万円、15年度には8000万円を試算している。
 土木関連事業で特に目立つ都市計画道路東部環状線整備事業では、暫定2車線(全幅12m、南側歩道W4m)で15年度に供用開始を目指している市道3363号線を対象に工事を推進。本年度内に用地取得を完了させ全線(L2100m)で盛土工、道路改良工を推進していく。14年度事業費には4億100万円、15年度には1億9100万円を見込んでいる。
 また、市道8199号線外6路線道路改良事業と市道2級4号線改良事業の2事業に本年度から着手する。
 市道8199号線外6路線道路事業では、県が事業を進めている西部一号幹線の開通に伴う周辺整備となっており、事業延長1084mで拡幅や側溝整備などを計画。総事業費は1億3760万円となる見通しで、本年度は用地買収などを進めるほか、一部で工事にも着手する。
 市道2級4号線では、全延長950mで現況幅員5mから6・5mに拡幅を計画、本年度中の着工を目指している。総事業費としては9450万円を試算している。