日刊建設工業新聞
2013/06/18
【鳥取】県内13年度9億円で31平方`実施/16市町で地籍調査事業
県内で2013年度に計画がある地籍調査事業は、事業費約9億円を投入して、16市町の約31平方`で実施される見込みだ。国の予算成立を受け、対象となる市町には補助金が交付されており、多くの自治体ではすでに業務を発注している。
国土調査法に基づく地籍調査は、ここ近年その重要性が事業主体となる市町村で認識され、対象面積や事業費が伸びており、事業費は10年前に比べ5割以上増加。さらに、11年3月に発生した東日本大震災で地籍調査の有無が復興の進度を大きく左右していることも影響しているため、11年度の6億8200万円に比べ約32%、12年度の8億1200万円に比べても約11%増加している。しかし、県内の地籍調査は、19市町村の35万0726平方`のうち、調査が必要な31万2435平方`に対する12年度の進ちょく率は24%で、全国平均の50%に比べ大きく立ち遅れており、さらに進度を高める必要がありそうだ。13年度の調査面積(作業工程ごとの換算率を考慮した換算面積)、事業費及び12年度進ちょく状況は次の通り(日吉津村と北栄町はすでに調査を完了しており、境港市は未着手)。
▽鳥取市=2・13平方`。約8900万円。21%。
▽米子市=0・62平方`。約1200万円。35%。
▽倉吉市=0・44平方`。約3100万円。17%。
▽岩美町=2・88平方`。約7500万円。約13%。
▽若桜町=0・26平方`。約2500万円。3%。
▽智頭町=0・53平方`。約5100万円。27%。
▽八頭町=5・42平方`。約9500万円。36%。
▽三朝町=1・83平方`。約8700万円。16%。
▽湯梨浜町=2・39平方`。約5300万円。64%。
▽琴浦町=2・49平方`。約6700万円。38%。
▽大山町=1・67平方`。約4900万円。48%。
▽南部町=2・08平方`。約7000万円。25%。
▽伯耆町=0・97平方`。約4400万円。16%。
▽日南町=6・4平方`。約1億3300万円。21%。
▽日野町=0・46平方`。約1500万円。6%。
▽江府町=0・04平方`。約300万円。6%。
▽合計=30・61平方`。約9億円。24%。