建通新聞社四国
2013/06/14
【愛媛】九島大橋上部工29.5億円を設定
愛媛県土木部は、九島大橋上部工(宇和島市)の製作・据付を2013年度に一括発注するため、15年度までの債務負担行為として29億5000万円を限度とする予算措置を17日から始まる6月定例県議会に上程する。
上部工の事業費は、13年度当初予算に1億5000万円が計上されており、債務負担額と合わせた合計は31億円となる。
概要は延長468b、幅員7・25b(2車線)、3径間鋼床版箱桁橋。設計は長大が担当した。
議案に盛り込んでいる工期は14年1月から16年1月に設定されており、1月着工に向けた発注スケジュールは9月公示、10月開札、12月定例県議会に請負議案提出となるもよう。
九島大橋は、宇和島市坂下津から九島蛤を結ぶ橋台2基、橋脚2基の橋梁。事業主体は宇和島市だが愛媛県が受託して施工している。現在、橋脚2基の海上工事が進められており、6月9日には現地で安全祈願祭が行われ工事の無事を祈った。残る橋台2基は14年度の発注となる他、桁架設後に照明工、舗装工、防護柵工が整備され16年3月の完成を目指す。