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福島建設工業新聞社
2013/06/13

【福島】来月10日まで提案提出/県庁東分庁舎代替庁舎基本・実施設計公募プロポ

 県は12日、県庁東分庁舎代替庁舎基本・実施設計業務の公募型プロポーザル手続きを開始した。参加対象は延べ4000平方b以上の庁舎または事務所の実施設計実績がある建築設計事務所で、2〜3者による設計共同体も可。7月10日午後5時まで技術提案書を施設管理課に持参または郵送する。1次審査で3〜5者を選出。2次審査は7月下旬に、公開ヒアリング方式で行う。
 特定テーマは@県民の利便性に配慮A危機管理拠点B継続的・持続可能C人にやさしく環境に配慮│の、このほど示された「庁舎建設の基本的な考え方」にD建設コスト削減・工期短縮│を加えた5項目。配点は配置技術者の技術力28点、業務実施方針17点、特定テーマに対する技術提案55点の計100点とヒアリングが70点。履行期限26年8月31日、参考業務規模は設計委託費1億2000万円以下を想定。
 ヒアリング参加報酬は1者10万円。審査委員は阿部成治福島大学人間発達文化学類特任教授、中村晋日本大学工学部教授と県の佐藤孝男総務部次長、戸田郁雄施設管理課長、山本洋一営繕課長。
 東分庁舎は昭和43年建築、RC造6階建て延べ9949平方b。耐震性能Dランクだった。震災被害が甚大で執務が禁止され、入居していた県北地方振興局、建設・農林事務所等は市内に分散。建物は解体し跡地には県警本部の独立庁舎建設が予定されている。
 このため新規庁舎が必要となった。このほど公表した基本計画概要によると6〜7階建て延べ約8000平方bで想定。西庁舎北側の駐車場部分に建設し西庁舎と渡り廊下でつなぐ。1階は障がい者総合福祉センター等、2〜3階は危機管理拠点で災害対策本部(会議室・事務局)、政府・自衛隊・消防等の現地本部。上部階は地方振興局・建設・農林・教育事務所等が入居する。
 庁舎建設費は約33億円、概算事業費(付帯工事、LANシステム、調査設計等費用含む)は約40億円と想定。工期は27年度末ごろが目標。