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日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/06/13

【埼玉】杉戸県土が第1回地域連絡会を開催

 杉戸県土整備事務所は10日、2013年第1回公共工事に係る暴力団などの排除に関する杉戸地域連絡会(会長=関口吉男杉戸県土整備事務所長)を開催した。連絡会には、杉戸県土整備事務所をはじめとする県職員ら17人、管内6市町職員15人が参加して、暴力団などによる行政への不当介入防止を目的とし、不当要求排除へ組織全体で対応することを確認した。
 開会の挨拶で関口会長は「2月の大型補正により事業費の増加に伴う公共工事発注の機会は増えますが、反社会的勢力の介入も同様に増加するものと見られます。そのような時に備え、この地域連絡会を通じて組織的な対応で不当要求など排除していきたい」と述べた。
 次に杉戸警察署を代表して、伊藤謙二杉戸警察刑事課長が、トップの危機管理意識、不当介入に対する体制作りほか、警察や暴力追放センター、地域連絡会等との連携の重要性、振り込め被害対策について説明した。
 そして、意見交換した後、元警察本部刑事部捜査第4課課長の寒河江拓二氏による研修を行った。テーマは「知能暴力などの対応について」で、暴力団の実態、対策をについて講演。暴力団対策の現状として不当行為防止に関する法律の運用、社会が一体となって暴力団を排除すること――の2本柱により推進されることや、強制競売入札妨害など知能暴力事例を挙げ、その危険性などについて講義した。