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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/11

【群馬】手島精管が新本社工場の竣工式開催

 注射針用精密ステンレスパイプなどの製造を手がける手島精管(手島二三男代表取締役社長、館林市下早川田町306−1рO276−73−1173)の新本社工場が完成し、竣工式が9日に執り行われた。当日は館林市の安樂岡一雄市長をはじめ100人を超える出席者が駆けつけ、同社の新たな門出を祝った。
 主催者あいさつに立った手島社長は「10年ほど前から計画していた本社工場と第2工場が統合した新工場が完成し感慨深い。これから社員一同一丸となって、新工場と館林市がともに発展していくように尽力していく」と述べ、設計・監理を担当した国際ランド&ディベロップメント(東京都千代田区)と工事を請け負った徳川組(邑楽町)に感謝状を贈呈した。
 謝辞として国際ランド&ディベロップメントの金丸直幹社長は「新工場の設計にあたっては、いままでの2工場を統合し効率化すること、従業員が働きやすい環境、快適性を整えること、環境に配慮した省エネでの設計を行うことの3点を配慮した。6カ月という短い工期であったが、皆さまに協力をいただいたことでスムーズに竣工することができた」と感謝の意を述べ、徳川組の又野繁社長は「工事期間中は安全管理、品質監理には十分配慮し、特に2000uからなる床面の仕上げでは品質と精度が要求される大事な部分であり注力させていただいた。これから御社の技術が館林から世界へ羽ばたくことを確信しております」と話した。
 来賓祝辞では安樂岡市長が「本社工場の新設にあたり、夜間に作った氷を昼間の冷房用として活用するなど、環境保護にも配慮していただき大変ありがたい。また、世界的なブランドがこの地から出ていることは誇りであり、今後もさらなる発展を願っている」と話し、手島精管のさらなる発展を祈願した。
 新工場はS造2階建て、延べ床面積2868uで1階に工場機能を、2階に本社機能を有している。