日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/11
【群馬】県の12年度電子入札実績は4979件
ぐんま電子入札共同システムを介した2012年度における県の開札実績が計4979件だったことが県建設企画課への取材でわかった。11年度の5072件と比べ93件ほど減少した。部局別では県土整備部がもっとも多い3392件を実施し、次いで環境森林部の694件、企業局の382件、警察本部の201件、農政部の181件、教育委員会の64件と続く。これら6部局の開札件数を前年度と比較すると、県土整備部は146件減、環境森林部は39件減、企業局は59件増、警察本部は22件増、農政部は1件増、教育委員会は9件増となり、県土整備部と環境森林部が前年度の実績を下回った。
ぐんま電子入札共同システムは、県と県内20市町で構成する群馬県CALS/EC市町村推進協議会が入札の透明性や競争性、各種申請の利便性の向上を目的に共同運用しているもので、県のほか、前橋市や高崎市をはじめとする全12市、吉岡町、下仁田町、玉村町、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町が名を連ねている。
12年度における県の開札実績だが、全部局で実施した4979件のうち、建設工事が3331件、建設コンサルが1332件、物品・役務が316件となっている、11年度と比べ建設工事は139件減、建設コンサルは23件増、物品・役務は23件増と建設工事のみが前年度より減少している。
部局別では◇総務部が建設工事2件◇環境森林部が建設工事305件、建設コンサル265件、物品・役務124件の計694件◇農政部が建設工事101件、建設コンサル80件の計181件◇県土整備部が建設工事2376件、建設コンサル912件、物品・役務104件の計3392件◇会計局が物品・役務56件◇企業局が建設工事301件、建設コンサル51件、物品・役務30件の計382件◇教育委員会が建設工事38件、建設コンサル24件、物品・役務2件の計64件◇警察本部が建設工事201件◇病院局が建設工事7件−となっている。
なお、電子入札システムによる開札がもっとも多い県土整備部の実績をみると、建設工事は一般競争入札が149件、指名競争入札が2207件、随意契約が20件で、建設コンサルは指名競争入札が900件、簡易公募型プロポーザルが7件、随意契約が5件だった。
物品・役務については一般競争入札が7件、指名競争入札が85件、随意契約が12件となっている。