日本工業経済新聞社(茨城)
2013/06/11
【茨城】橋本知事が梶山国交副大臣へ要望 圏央道供用時期に前向き
橋本昌県知事は7日、梶山弘志国土交通副大臣へ、圏央道の供用時期の明示と、常陸那珂港区の水深12m耐震強化岸壁の工期短縮を国土交通省で要望した。そのうち圏央道について梶山副大臣は供用時期の明示に前向きな姿勢を示した。
圏央道は、国の本年度予算の成立に合わせ稲敷IC〜(仮)神崎IC間の本年度開通が示された。
しかし東北道〜つくば中央IC間や(仮)神崎IC〜東関道間の開通目標は、それぞれ本年度以降、来年度以降とされ、いまだ開通時期が示されていない。
そのため開通時期を明示するとともに必要な事業費を確保し早期開通を要望したもの。
これに対し梶山副大臣は「近いうちに供用時期が明確にできるよう検討していきたい」と語った。
一方、常陸那珂港区では、前年度の緊急経済対策による補正や本年度当初で予算措置し、中央埠頭の水深12m耐震強化岸壁に着工。早期に供用できるよう、予算の重点執行や工期短縮を要望。
梶山副大臣は「常陸那珂港区は重要な港湾と認識しているので、しっかりと整備をしていきたい」と応じた。