建通新聞社四国
2013/06/10
【香川】高松南高校の設計を真鍋令に委託
香川県は、高松南高校校舎棟第1期改築実施設計を真鍋令建築設計事務所(丸亀市)に委託した。設計期間は11月8日までで、実施設計を進めつつ、2014年3月に仮設校舎となるプレハブ建築に着手。14年度秋にも第1期の校舎棟改築工事に取り組む考えだ。
08〜09年度で完成した本館を除き、高松南高校校地内には、1956年竣工の第1校舎棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ5170平方b)と70年竣工の第2校舎棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ4144平方b)があり、いずれも老朽化が進んでいる。これに専攻科棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ594平方b)を加え、校舎棟が構成されている。
全体計画によると、第1期は13年度末にもプレハブ仮設校舎を校地南側に位置する運動場内に設置。同校舎に生徒らを移転しつつ、併せて第4四半期に第1校舎西教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ2611平方b)の解体工事を発注。14年度当初から同西教室棟の解体工事を進める考え。工期は約6カ月。
また14年度中に第1校舎東教室棟の解体に入り、西教室棟と合わせた第1校舎跡地に、第1期改築分の鉄筋コンクリート造3階建て延べ約5134平方bの校舎棟と管理教室棟への渡り廊下に14年度秋口から着工する計画。工期は約1年を見込む。また第1期分に専攻科棟の改築分も含まれる見通しだ。
次期計画では15年度秋口以降に第2校舎棟の解体、校舎棟新築時期など詳細を詰めていくものとみられる。
同南高校改築では自転車置き場3棟の解体(鉄骨造平屋350平方b)と仮設自転車置き場(鉄骨造平屋116平方b)建築を第3四半期にも発注する予定。設計はヨコタニ建築設計事務所(高松市)が担当。