日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/07
【群馬】建災防桐生分会で通常総会
建設業労働災害防止協会群馬県支部桐生分会(山藤浩一分会長)は6日、桐生市市民文化会館で通常総会を開催した。総会では役員改選について審議され、山藤分会長の続投が決まった。
冒頭、あいさつに登壇した山藤分会長は「国の2012年度大型補正予算と13年度当初予算で大幅に予算が増額され、工事の発注件数が増加すると考えられる。工事が増えれば危険の芽も多くなると考えられるが、当分会では事故を未然に防げるように情報を発信していく。作業開始前の点検や手順確認など、事故防止に繋がる行動を疎かにしないようにしてほしい」と注意を喚起した。また、桐生労働基準監督署の木村英俊署長が同分会の顧問として「公共事業量が増えることで作業量が増加し、それに伴い事故が増えることを危惧している。未然に防ぐ手段を十分にとって事故防止を図っていただきたい」と話した。
議事では12年度決算報告や13年度事業計画、役員改選など計5議案が審議され、いずれも満場一致で承認された。13年度事業計画では安全大会や安全パトロール、安全教育講習会などの実施を盛り込んだ。役員改選では、山藤分会長が続投となったほか、新役員としては吉野雅比古監事が新理事に、新井茂男氏が新監事にそれぞれ就任した。総会終了後は、DVD研修が行われ労働災害防止を誓った。