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建通新聞社
2013/06/07

【大阪】新営設計プロポなど5件中4件決定 阪大

大阪大学は、4月に公示したオンコロジーセンター棟新営設計などの簡易公募型プロポーザル5件中4件の委託先を決定。いずれも2013年度中に設計を完了し、来春の工事入札の公告を目指す。
 委託先は、▽オンコロジーセンター棟新営その他設計=教育施設研究所(大阪市北区)▽国際交流会館改修設計=小笠原設計(大阪市中央区)▽情報系基礎研究・福利厚生複合棟新営その他設計=日建設計(〃)▽法経講義棟改修設計=綜企画設計(大阪市西区)−の4者となった。
 うちオンコロジーセンター棟は医学部付属病院福利棟の近接地に建設する計画で、鉄骨造5階建て延べ3300平方bの規模を想定している。建設地は吹田市山田丘2丁目。納期は14年3月31日。来春に工事を公告し、14年度末までの完成を目指す。
 情報基礎研究・福利厚生複合棟は、同大学の吹田キャンパス内(吹田市山田丘1丁目)に計画しており、鉄骨造7階建て延べ6600平方bの規模を見込んでいる。納期は14年2月14日まで。14年度の着工、完成を予定している。
 改修設計のうち、国際交流会館は、吹田キャンパス内にある吹田分館が対象で、既存規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ537平方b。一方、法経講義棟は豊中キャンパス内(豊中市待兼山町1丁目)にある鉄筋コンクリート造3階建てと、鉄骨造4階建てによる総延べ1948平方bの老朽施設で、鉄筋コンクリート部分は1972年の完成から40年以上が経過している。
 2施設とも、本年度中に設計を終え、工事入札を公告。2014年度中の完成を目指す。
 同大学では、キャンパスマスタープランを策定し、07年ごろから段階的に老朽施設の建て替えや改修、維持修繕に取り組んでいる。10年度にはバリアフリー化を盛り込む形でプランを改訂。これまでにテクノクライアンス棟、IFReC研究棟の新営や大阪大学会館の耐震改修を行った。