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建通新聞社(岡山)
2013/06/05

【岡山】津山駅周辺を整備 北口広場拡張 津山市

 津山市は、2016年度末までにJR津山駅北口広場の改良を主体とした駅周辺の公共施設整備を行う。現況約2700平方bの北口広場を、東側にある市営駐車場スペースを含めて一体的に整備することで、倍以上の7400平方bに拡張する。広場の東端部分にはバス発券場、地域交流施設などが入る(仮称)駅前観光センターの建設も視野に入れて検討している。
 13年度は詳細な設計検討や移転物件の調査などを進める。着工は14年度以降の見通しで、既存の機能を生かしながら段階的に工事を実施する。測量設計はサンワコン(岡山市)が担当している。
 このほどまとめた津山駅周辺整備計画では、10万都市津山にふさわしい玄関口を目指して、駅周辺の国道53号の渋滞緩和や歩行者の安全性の向上、交通結節機能の改善と強化、賑わい機能の再生と強化という課題への対応を基本方針とし、現在2カ所ある北口広場の出入り口を東側の1カ所に統合し、国道53号の渋滞緩和を図るほか、公共交通機関と一般車両の乗降場の分離、路線バス乗降場の北口広場への移設、道路舗装の美装化、まちなみ整備などを盛り込んでいる。
 北口広場整備のデザインに関しては、城下町の風情が香る歴史と津山人との出会いを挙げ、旧街道などに残る城下町の町並みや景観素材(なまこ壁や出格子など)の材質や色彩を基本に各種施設の修景などのコンセプトに掲げている。