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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/04

【群馬】県沼田土木、本年度事業概要を公表

 県沼田土木事務所(長沢利幸所長)は本年度の事業概要を明らかにした。4月末時点での本年度事業費は、補助事業費は昨年度大型補正分22億5100万円を含む40億8700万円、単独事業費は10億2540万円とし、合計では51億1240万円を見込む。主管課別でみると、監理課3400万円(2カ所)、道路管理課23億3190万円(122カ所)、道路整備課17億2700万円(32カ所)、河川課1億1560万円(15カ所)、砂防課9億20万円(38カ所)、都市計画課370万円(2カ所)となっている。大型補正を受けて現時点で昨年度精算事業費46億6110万円を上回り、主要継続事業よりも道路舗装やトンネル、橋梁、法面工などの補修工事へ多額の予算が分配されている点が本年度の特徴。継続事業では、国道120号椎坂バイパス建設事業は数工事を発注し、ことし11月に開通する。

 道路舗装工事は昨年度末に発注したCBR調査の結果がまとまったのち、必要箇所で順次実施する。管内に11あるトンネルについても半数で補修工事を予定。同事務所のメーン事業であった国道120号椎坂バイパス建設事業は82%(事業費ベース)の進捗率。法面工など数工事を指名競争で発注し、11月に事業完成を迎える。
 みなかみ町小仁田地内で実施する主要地方道沼田水上線消雪施設整備事業は、本年度から工事に着手し、取水する利根川と道路を結ぶ消雪配管工L500mを行う。同線雪寒事業の小仁田工区として2011年度から開始された散水型消雪施設を新設するもので、15年度完了予定とし全体で消雪工L1252m、消雪配管工L1310・9m、集水井戸工2基を整備する。総事業費は3億円を見込み、昨年度末時点での進捗率は3%。
 沼田市代行事業の市道輪組輪久原線改良事業は本年度、補助事業工区L150m、単独事業工区L80mの道路改良工を実施する。16年度までの事業期間である同事業は、総事業費23億200万円を試算し、昨年度末での進捗率は70%。
 みなかみ町湯檜曽地内での国道291号橋梁架替・道路改良事業は、橋梁上部工L42・4m、道路改良L232・6m、融雪熱源設備工1基、融雪配管工1033・1uとともに用地補償なども行い、事業完了となる。
 また片品村で実施する国道120号須賀川工区バイパス整備事業は本年度、補償・用地関連一式を進め、着工は来年度となりそう。全体計画で道路改良工事L478・6mと橋長21・4mの橋梁架設を行う。総事業費4億8700万円を見込み16年度完了予定。昨年度末で7%の進捗率。一方、同村の同じく国道120号で実施している菅沼工区防災事業は、昨年度の事業見直しにより総事業費10億円と試算。本年度は落石防護網および切り土、吹き付け法枠工に取り組む。15年度完了を目指し現在の進捗率は40%となっている。