建通新聞社(神奈川)
2013/06/03
【神奈川】横浜市 大規模団地再生、モデル事業で団地募集
横浜市建築局は、郊外の老朽化した団地の再生に向けた新たな取り組みとして、「団地再生支援モデル事業」をスタートする。再生への取り組みを検討している団地を公募し、選ばれた団地にコーディネーターを派遣。団地再生マスタープランの策定などを支援する。
横浜市と横浜市住宅供給公社がタイアップして取り組む。
募集するのは、市内の分譲または賃貸集合団地で、これまでに”住民発意”で再生に取り組んでいること。団地の規模は問わないが、分譲住宅の場合は所有者の合意が形成されていること、公的賃貸住宅の場合は、団地所有者の承認を得るなどの準備が整っていることが条件。8月下旬まで募集し、提案書を審査して2〜3団地を選定、10月ごろモデル事業を開始する。
建て替えを目指す団地だけでなく、空き家を活用した団地ビジネスの創造や拠点づくりを目指す団地、まだ築年数の新しい団地が「予防・保全型」の再生に応募することも可能。建物の老朽化と居住者の高齢化という”二つの老い”の課題や、再生に向けた将来像を共有する。
問い合わせ先は住宅計画課。
*
事業開始に向け、7月13日、団地再生のキックオフセミナーを開き、募集の詳細を説明する。会場は横浜市社会福祉センター(中区桜木町1ノ1)4階ホール、時間は午前10時〜正午。参加は無料だが、事前に申し込みが必要。
問い合わせ先は横浜市住宅供給公社街づくり事業課。