建通新聞社
2013/05/31
【大阪】鶴町住宅1号館 2区に分け下半期発注
大阪市都市整備局は、鶴町住宅建て替えに伴う新住棟1号館の建設工事について、1区と2区の2件に分け下半期に建築本体工を発注する考えだ。今後、9月中旬までに積算設計を済ませ、建築本体工の入札手続きを実施。2017年度上半期の入居を目指す。
鶴町住宅は、1〜16号館の全16棟からなる中層住宅として、大阪市大正区鶴町4ノ2ノ1などの敷地に1961年から68年に建設。現行の市営住宅ストック活用計画では、1〜9号棟は建て替え、10〜16号棟は維持保全とする活用手法を固めている。
新住棟1号館の規模は、鉄筋コンクリート造14階建て延べ約1万4000平方b。戸数は278戸で、部屋タイプは2DK(47平方b程度と55平方b程度)、3DK(63平方b程度)などを想定。配置戸数は1区が2棟併設による181戸、2区が1棟97戸を予定している。
実施設計は日総建(大阪市中央区)が2014年2月下旬の納期で進める。設備設計は旭設備計画(大阪市中央区)が担当。
計画では、鶴町住宅1〜9号館の9棟(鉄筋コンクリート造5階建て3棟80戸、3階建て6棟132戸)を解体撤去した跡地約1万平方bに新住棟を建設する。解体実施設計は、楡建築企画設計(大阪市西区)が担当。
解体工事は「鶴町住宅1・2・3・4・5・6・7・8・9号館解体撤去工事」として公告済みで、6月7日に落札者を決定し、12月27日までの工期で既存施設の撤去を完了させる。