建通新聞社(神奈川)
2013/05/30
【神奈川】神奈川県 真鶴港防波堤新たに2函のケーソン
神奈川県県土整備局は、真鶴港港湾改修事業沖防波堤整備で、新たに2函のケーソン製作に着手する。2件のケーソン製作・据付工を第3四半期に工期18カ月で発注する予定だ。
2013年度予算には、同工事執行のための債務負担行為として、限度額11億円(13〜14年度)を設定した。県西土木事務所小田原土木センターの所管工事。
真鶴港は、2005年度に地域再生法による「地域再生計画」の認定を受けた。地域再生基盤強化交付金(港整備交金)により、「真鶴港活性化整備計画」に基づく沖防波堤、物揚げ場などの整備を進めている。
沖防波堤整備は、高潮や津波被害の軽減を目的とし、08度から着手したケーソン8函からなる全体延長150bの計画。11年度までにケーソン3函延長57bを実施。12年度には、ケーソン2函を据え付けた。まだ、3函の整備が必要で、このうちの2函を発注する。ケーソン1函あたりの工場製作には、約13カ月の工期が必要なため、債務負担を設定した。全体は15年度までの完成を目指している。