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建通新聞社(岡山)
2013/05/29

【岡山】南側の駐車場に建て替え 児島市民病院

 倉敷市立児島市民病院は、施設の老朽化に対応するための整備方法について建設構想検討業務を委託するなど、医療従事者や市民の意見を踏まえて検討を行ってきた結果、現在地での建て替えとする建設構想検討報告書を策定した。市では、これをたたき台として検討を進め、早期に建設構想をまとめる。
 児島駅前2ノ39(敷地面積1万6762平方b)の南側の現駐車場に建て替えるもので、地域の中核病院として救急患者の受け入れ強化や高齢化社会に対応した医療の充実、検診や生活習慣病対策の強化などの医療機能の充実を図る。病床数は198床(療養病床あり)と168床(療養病床なし)の2案を検討、診療科目は循環器内科、緩和ケア内科、皮膚科、精神科、口腔外科を追加する予定で23科とする。なお、1995年3月に整備した第2診療所と2013年に整備した保育所は既存のまま活用する。
 規模は6階建て延べ1万3860平方b。1・2階は外来、3〜6階は病棟で電気室や機械室のエネルギー設備はかさ上げして設置、また、ユニバーサルデザインに配慮するほか、省エネルギー化、省力化する。
 建設スケジュールは基本・実施設計に2カ年、新築工事に3カ年、新病棟開院後に既存施設の解体、外構工事を想定、概算事業費は、198床の場合で51・5億円、168床の場合で45・9億円を見込んでいる。
 現病院の施設概要は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万2304平方bで敷地面積は1万6762平方b。内科や外科など18の診療科目で198床を有する。
 建設構想検討業務は、アイテック(東京都中央区)が担当した。