日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/28
【群馬】県介護高齢課が特養127床を内示
2013年度の特別養護老人ホーム整備費補助で、県介護高齢課が4カ所の社会福祉法人へ計127床を内示したことが分かった。内訳は創設が1カ所、増築が3カ所で、創設は社会福祉法人和会(なごみ)の特別養護老人ホーム小泉の杜。定員は70床(ユニット型個室)で、10床のショートステイも併設する計画。施設規模はRC造2階建て・延べ床面積約4800uで計画している。県では本年度、147床の補助を予定しており、残る20床分については早ければ来月にも内示される見通しだ。
特別養護老人ホームへの整備費補助は高齢者保健福祉計画に基づき、計画的な特別養護老人ホームの整備を行うことで、入所を希望する要介護者やその家族のニーズに対応するためのもの。補助は全額県単費で、社会福祉法人が所管する市町村を通して県へ補助を要望する。補助額は1床につき320万6000円となっている。
今回内示されたのは◇久仁会の『くやはら』◇愛光会の『愛光園』◇もくせい会の『ちよだCOMハウス』◇和会の『小泉の杜』−で、このうち、創設は小泉の杜のみ。
小泉の杜は伊勢崎市田部井町へ定員70床(ユニット型個室)で計画されているほか、10床のショートステイも併設される。施設規模はRC造2階建て・延べ床面積約4800uを見込む。
沼田市久屋原町にある、くやはらでは27床のユニット型個室を増床。増築規模はS造3階建て・延べ床面積約1000uとなる。
太田市新田上江田町の愛光園では、従来型10床の増床を計画。増築規模はRC造平屋建て・延べ床面積約250uとなる。
邑楽郡千代田町にある、ちよだCOMハウスでは20床(従来型)を増床する。S造2階建て・延べ床面積約1000uを増築する。
同課では現在、交付決定の手続きを進めているところで、各社会福祉法人とも単年度で施設を整備する。入札は県が定める会計指導指針(契約金額および調達金額250万円以上は、おおむね5社以上の指名競争入札)に則った形で執行される。
なお、県では本年度の当初予算へ147床分の特別養護老人ホーム整備費補助として4億7128万2000円を計上している。