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建通新聞社四国
2013/05/28

【徳島】優先交渉権者を大建設計に

 小松島市は、「市南部地域統合新中学校設計業務公募型プロポーザル」の第2次審査を5月19日に行った結果、大建設計大阪事務所(大阪市西区)を設計業務委託先の優先交渉権者に特定した。2013年度に測量試験と基本・実施設計を進め、14年度に工事発注する。15年度中の完成を目指す。
 現在、新中学校に関係する予算は未計上。市は5月30日に臨時議会を招集、新中学校建設に向けた測量、地質調査、基本設計、実施設計費の予算化を諮る。予算を確保後、優先交渉権者と委託契約の協議に入る。
 建物規模は、生徒数、クラス数、施設内容を検討しながら今後、決めていく方針(プロポの参加要件は床面積3000平方b以上の小中学校の設計実績など)。2次審査は、市が示した学習環境、土地の有効利用、維持管理、防災拠点としての役割、地域との連携や学校安全の5項目で実施した。
 市は新中学校の開校年度について当初、建設場所の決定と確保から5年以内としていたが、国の学校耐震補助金の関係から、15年度中の完成、16年度の開校へと施工時期を前倒しする。建物は地震、津波から生徒を守る地域の防災拠点となり、4階建て以上にする。
 建設予定地は立江町の赤石運動広場。
 今回のプロポーザル参加者は計8者。大建設計以外の参加者は阿波設計事務所四国支店、岡島建築事務所、久米設計大阪支社、佐藤総合計画関西事務所、平島弘之+TEAM28、松田平田設計大阪事務所、宮建築設計。評価点(30点満点)は、大建設計大阪事務所が最高の25・3375点を獲得、次点は24・5250点であった。