建通新聞社四国
2013/05/24
【愛媛】県が夜昼道路を新規採択
愛媛県が地域高規格道路大洲・八幡浜自動車道として整備を進めている区間内の「夜昼道路」(延長4・2`)が2013年度事業に新規採択された。13年度の予算配分額は調査費として1億円。県では用地測量やトンネルなどの地質調査、用地買収、幅杭設置などに着手したい意向。
大洲・八幡浜自動車道は、大洲市北只(松山自動車道大洲北只インターチェンジ)から八幡浜市保内町喜木(保内インター)までの約14`を自動車専用道路として整備している。うち終点側から事業着手し、八幡浜市保内町喜木(保内インター)〜同市大平(八幡浜インター)間の「名坂道路」2・3`は13年3月に供用開始。
八幡浜市大平〜郷(八幡浜インター)間の「八幡浜道路」3・8`については、千丈トンネルを建設中で、松柏トンネルへの着工(本体発注は15〜16年度ごろになる見通し)などを経て18〜22年度ごろの供用を目指して整備を進めている。
今回、事業採択された夜昼道路は、八幡浜市郷(八幡浜東インター)〜大洲市平野(平野インター)までの4・2`、2車線・幅員9b。郷と平野地区を直線で結ぶ新夜昼トンネル(延長2・7`)などを建設し、10年間での整備完了を目指す。
夜昼道路の採択により、未整備区間は起点となる大洲市北只(大洲北只インター)〜同市平野(平野インター)間の「大洲西道路」約3`となり、区間内には構造物としては大洲西トンネルの建設が計画されている。
夜昼道路と大洲西道路の予備設計は、12年度に長大(松山市)で実施した。内容は延長8`の道路予備設計(2車線)とダイヤモンド型インターチェンジの予備設計3カ所(フルランプ型、北只・平野・郷)。