建通新聞社(神奈川)
2013/05/23
【神奈川】横浜市 都筑工場長寿命化、設計者選定手続き開始
横浜市資源循環局は、都筑工場長寿命化の実施設計の委託で、公募型指名競争入札の手続きを開始した。参加資格は、ストーカ式ゴミ焼却工場の長寿命化計画策定などの業務実績がある建設コンサルタント。5月29日まで参加意向申し出を受け付ける。開札は6月4日。
都筑工場を10年程度長寿命化する。工事を2014年度から1炉ずつ3カ年程度で実施する計画で、実施設計の中で発注方法を含む詳細を検討する。
都筑工場の規模は3万1080平方b。1984年に三菱重工業の設計・施工で完成した。
焼却能力は400dの三菱マルチン式ストーカ炉3炉で、更新後も同じ能力を維持するとともに、二酸化炭素排出量を3%以上削減する。
焼却炉のほかごみクレーンバケット3基と制御装置のインバータ・コンバータ・PLC、減温塔空気圧縮機3基と計装空気圧縮機2基、灰クレーンバケット2基と制御装置のPLC、機器冷却塔2基、蓄電池一式、ガス分析計3基を更新し、水銀計を3基新設する。
照明は水銀灯約280灯とナトリウム約130灯を無電極放電ランプなどに、エレベーター2基を省エネ型に更新する。
所在地は都筑区平台27ノ1。
長寿命化調査を環境施設コンサルタント(東京都新宿区)が担当した。