日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/22
【群馬】群測協、新会長に冨永氏を選出
群馬県測量設計業協会(桐淵修会長)は21日、前橋市のアニバサリーコートラシーネで本年度の定時総会および懇親会を盛大に開催した。一般社団法人へ移行して初となる総会では桐淵会長の任期満了に伴い役員改選が行われ、新会長に副会長を務めていた冨永伸樹氏を選出した。
定時総会には、来賓として県県土整備部の福田和明技監、小林昌嗣用地対策室長、荒巻清一前橋土木事務所長、農政部の飯塚武久農村整備課長、企業局の今井洋一団地課長、建設技術センターの須藤義弘事務局長が駆けつけた。
開会後、登壇した桐淵会長は「昨年度の補正予算で組まれた道路ストック総点検業務は今まで経験がなかったものが含まれている。各企業はこの仕事を経験し実績を作り今後継続的に出てくるであろう事業に準備してほしい。力をあわせてがんばろう」と呼びかけた。来賓あいさつでは福田技監が大澤正明県知事のあいさつを代読し、「災害時の心強いパートナーとして協力いただける災害協定をすでに締結しており、先見性と真摯な姿に敬意を表する」と述べ、さらなる技術の研さんを求めた。議事では新役員案のほか、昨年度の事業報告など上程された議案がすべて可決された。
総会後に開かれた懇親会には、協会顧問である笹川博義衆議院議員、橋爪洋介県議会議員のほか、県から笹森秀樹県土整備部長、倉嶋敬明建設企画課長、関係団体からの来賓も加わった。
あいさつに立った冨永新会長は新役員を紹介し、「政権交代後、強い国土づくりが求められる。トンネルの崩落を受けて維持管理面に注目が集まっており、われわれもつくる一辺倒から維持管理へ技術をシフトさせていかなければならない」と語り、研修会などで対応する方針を示した。名誉会長に就任した桐淵氏は「執行部が交代し若返った。顧問の先生たちにご指導、県幹部の方たちに応援いただき、活動を行っていってほしい」と述べた。
笹川議員は「たった今社会資本整備総合交付金のレクチャーを受けてきた。私自身が勉強を重ねて各市町村へ情報を伝え、それぞれの交付金制度の活用を強く促して、地域の活性化につなげていきたい」と県や市町村との連携を強調。橋爪県議は「自民党県連を挙げて、協会の皆さまと一緒に県土発展のために仕事をしていきたい。『冨永丸』の船出を心からお祝いしたい」と述べた。笹森部長は「道路ストックは建設技術センターと群測協の皆さまと協力して新たな仕組みを作った。点検後は補修などに向けた設計も出てくる。われわれはパートナーとして一層よろしくお願いしたい」と期待した。
その後、福田技監の発声で乾杯を行い、新しい協会の門出を祝いながらなごやかに歓談する風景が見られた。
新役員は次の通り(敬称略)。
◇会長=冨永伸樹
◇副会長=嶋田大和、田村義一
◇理事=和田隆、伊藤成樹、坂本正太郎、殿村雅史、霜触和也、杉山崇、西澤正美(事務局長)
◇監事=安原秀一、田口行男