建通新聞社(神奈川)
2013/05/21
【神奈川】横浜市水道局 川井浄水場跡地利用基本計画へ
横浜市水道局は、再整備を進めている川井浄水場の既存施設の跡地利用について、基本計画の検討作業を開始する。2013年度末までに跡地利用の方向性を決める。
これに向け「川井浄水場跡地利用基本計画業務」委託の公募型指名競争入札の手続きを開始した。参加資格は「建設コンサルタント等」の登録がある横浜市内の中小企業。申し込み締切りは5月27日、開札は6月5日。
川井浄水場は、老朽化が進み耐震性にも課題があることから、膜ろ過方式の新施設に更新することとし、PFIによる再整備がスタートした。事業者はウォーターネクスト横浜(横浜市西区、構成員・メタウォーター、メタウォーターサービス、三菱UFJリース、月島機械、東電工業、東電環境エンジニアリング、東京電力)。13年度末までに新施設を完成させ稼働、14年度、既存施設を除却する。これに伴い今回、跡地利用の計画の検討に着手する。
どのような施設を整備するか、現段階で事業のコンセプトは確定しておらず、今後、ゼロベースで検討を進める。ただ、敷地内には既設の埋設管が残ることや、将来浄水施設を更新する際、再び今の場所を利用する可能性もあることから、施設の計画には一定の制約がある。
川井浄水場の敷地面積は6万9820平方b。このうち利用を検討する範囲は3万9000平方b。
所在地は旭区上川井町2555。