北海道建設新聞社
2013/05/21
【北海道】さくらインターネットが石狩DC2棟目の電気・空調設備に着手へ
大手データセンター事業者のさくらインターネット(本社・大阪)は、石狩湾新港地域に建設した「石狩データセンター」の2棟目の電気・空調設備を、大成建設に16億円で発注した。月内にも着工する。
稼働中の1棟目に空きがなくなってきたことから、20日の取締役会で2棟目の設備工事の実施を決めた。施設は大成建設の施工で既に完成している。12月からの稼働を目指す。
1棟目同様に最大500ラックを配置できる。同社所有のサーバーに顧客がデータを預け入れるホスティングと、顧客のサーバーを預かるハウジングの両サービスを展開する。同社によると、IT系の企業はホスティング、大企業や官公庁はハウジングのサービスを活用する傾向にあるという。
同社が所有する石狩市新港中央1丁目の敷地は約5万1000m²に上り、東京ドームの面積を上回る。需要に応じセンターを8棟まで増やす計画を持っている。