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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/05/18

【茨城】県生活環境部 県防災情報の再整備 14日に基本実施設計

 県生活環境部防災・危機管理課は、防災情報ネットワークシステムの再整備に向けた基本・実施設計の一般競争入札を14日公告した(15日付3面に公告概要)。老朽化や震災での経験を踏まえ、最新の情報通信技術を導入するほか、トラック協会や病院などとシステムを接続する。31日開札予定。設計後、来年度から整備して、2016年度に稼働予定だ。
 県では、1997〜98年度に整備された現行システムの老朽化や震災を教訓としたニーズなどを踏まえ、再整備を計画。
 前年度には基本構想を日本工営梶i東京都千代田区)で策定。これまでに合意形成や基本的な回線構成などの選定、規模・機能など、基本設計に向けての条件を整理し、基本構想をまとめた。
 今回の業務では、基本構想などで提示された設計与件を整理し、来年度から再整備工事に着手できるよう基本・実施設計をまとめる予定。信頼性が高く、経済性に優れた、使いやすい次世代システムの構築を目指す。
 入札への参加条件は、過去10年間に都道府県防災情報ネットワークシステムに係る基本設計または実施設計の元請けを履行した実績―など。
 業務内容は、計画準備のほか、現地調査、基本設計、実施設計、業務打合せ、報告書作成の各一式。予定価格は税抜き1億4660万円。履行期間に来年3月14日までを設定した。
 基本設計では、全体構成はもとより、他システムとの連携機能の検討、無線局免許における総務省との調整などを行う。
 また実施設計では、固定系・移動系システムの整備や電源設備、他システムとの連携機能などを、市町村との協議や現地調査も踏まえてまとめる。
 その後、来年度から整備に着手し、2016年度稼働を目指す。