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建通新聞社(神奈川)
2013/05/16

【神奈川】関東地整 京浜港国際コンテナ戦略港湾 「機能強化で調査・設計など」

  国土交通省関東地方整備局は16日、2013年度国土交通省関係予算のうち、局関係の配分概要を発表した。神奈川県内では、新規で京浜港国際コンテナ戦略港湾機能強化事業の調査・設計、浚渫工、国道1号神奈川1号交差点改良等(立町交差点改良)で調査・設計、工事などに着手する。このほか、道路関係では国道1号小田原箱根道路のバイパス整備、河川関係では鶴見川耐震耐震対策や、相模川高潮堤改修などの事業費をそれぞれ計上した。
 神奈川県内の新規事業のうち、「京浜港国際コンテナ戦略港湾機能強化事業」は、南本牧ふ頭地区で効率的な運用に不可欠な連続バースによる高規格コンテナターミナルを整備。内容は、航路・泊地(水深18b)、耐震岸壁(水深18b)、荷さばき地の整備など。13年度事業費は4億5000円で、調査・設計、浚渫工を実施する。世界標準となる大水深コンテナターミナルを整備することで、欧州航路や北米航路などに就航している8000TEUクラス以上の超大型コンテナ船による効率的な輸送が可能になるとしている。
 同じく新規の「国道1号神奈川1号交差点改良等(立町交差点改良)」は、横断勾配を修正し、走行性を改善させる交差点改良を行う。13年度の事業費は2億円で、調査設計、工事を予定している。同所は、下り線の緩い下り勾配(カーブ)で、横断勾配が逆(外側の路面が内側よりも低い)になっていることから、速度を落とさず交差点に進入した車両が車線を逸脱して交通島に衝突する事故が発生している。
 このほかの主要事業のうち、河川関係では、地震によって堤防が大きく損壊し、地震後の津波で2次被害が発生する恐れがある鶴見川の堤防耐震対策を実施する。13年度の事業費は3億3200万円で、横浜市鶴見区栄町通地区(左岸1260b、右岸400b)の耐震性能を確保する。
 相模川の高潮堤改修には、13年度分として3億7700万円の事業費を計上。高潮区間でありながら、高潮堤防がなく高さ不足となっている須賀地区(右岸)の延長400bを整備する。
 神奈川県内に関係する13年度の供用予定箇所は次の通り。
 ▽首都圏中央連絡自動車道―相模原愛川IC〜高尾山IC、延長14・7`(相模原ICは14年度)
 ▽国道357号東京湾岸道路―横浜中区千鳥町〜横浜市磯子区新磯子町、延長3`