建通新聞社四国
2013/05/14
【愛媛】松山市立余土中移転新築設計着手へ
松山市は、余土中学校を移転新築するため2013年度に設計着手、14年度後半に発注、15年度早々に着工し、同年度末の完成を目指す。基本・実施設計費を6月補正予算に要望する方針。現在、施設の整備構想策定を進めており、予算が6月市議会で承認され次第、設計外注できるように準備を進めている。
移転先は現在地から約600b南東の同中学校第3グラウンドの敷地2万8200平方b。1993〜94年度に移転整備地として先行取得している。
新施設規模は、文部科学省の基準では校舎と体育館を併せた延べ床面積が8500平方bとなっているため、市では基準を満たす8500平方b以上とするもよう。他、プールや部室なども建設する。移転新築に伴う概算総事業費は約30億円を見込んでいる。生徒数は672人。
既存施設のうち、耐震性のある体育館や柔剣道場、第24棟校舎は、余土保育園・児童クラブ・公民館などに改修して活用し、耐震性が劣る西校舎(鉄筋コンクリート造3階建て延べ785平方b、66年建設)、本館(同造4階建て延べ1844平方b、74年建設)、南校舎(同造4階建て延べ1709平方b、78年建設)は撤去する方針。
現在の同校敷地は、2本の市道で3分割されており、行事や部活動に支障が生じ地元から改善要望が出されていた。3分割されている校地の合計は1万6889平方bで、移転により1万平方b程度拡充される。移転後、既存グラウンドや第2グラウンド(4620平方b)は売却する。
建設地は保免西4丁目の国道56号から市中央公園へ接続する道路沿いのグラウンド。